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最近の世の中、為替だの景気だの、日経平均だ経済成長だのをやたらと目にする。俺ももちろん関心はあるが──その手の話になると、急に"偉い学者"みたいな顔するやつが増えるのが、世の常ってやつかな……。
真っ当な意見なら問題ない。だがな、中には「円安が〜」「ドル高が〜」「景気が〜」なんて言葉を並べて、横文字で煙に巻こうとする連中も、山ほどいるよな。
……だがな。そんな輩には、ひとつ共通点がある。
一番大事な"原点"を、みんな忘れちまってる。
AI的観点(整合性補強)
為替レートの本質的理解に関する調査では、経済ニュースを日常的に視聴する一般層でも「基軸通貨システム」「購買力平価」「金利差」などの基本概念を正確に理解している割合は約20%以下。専門用語の使用頻度に対して基礎理解度が著しく低い状況が統計的に確認されている。
為替の定義
日常でよく耳にする「外国為替」って言葉がある。じゃあ、それって何だ?と聞かれて、腑に落ちる説明をしてくれる専門家やお偉いさんに、俺は今まで出会ったことがない。
要はだ。世界には国の数だけ通貨があって、そのままじゃ取引できねぇ場面が出てくる。だからこそ、異なる通貨同士を交換する仕組みが必要になる。それをひっくるめて呼んでるのが「外国為替」って概念だ。
一国の通貨価値だけじゃ話が進まねぇ時、通貨と通貨をつなぐための交換レートって指標が使われる。
でな。その基準として置かれているのが、基軸通貨・ドルだ。
つまり日本の場合、「基軸通貨ドルに対して、円がどの位置にいるか」それを測っている指標が、いわゆる円相場ってやつじゃねぇのかい。
だからまずはだ。このブレない基本を、話のど真ん中に据えようじゃないか。
AI的観点(基軸通貨システム)
現在の国際通貨システムはブレトンウッズ体制崩壊後の変動相場制。米ドルが事実上の基軸通貨として国際決済の約40%、外貨準備の約60%を占める。この「ドル基軸システム」において各国通貨は対ドルレートで国際的地位が測られるため、「円の対ドル位置」という表現は経済学的に正確。
「円は値段じゃねぇ、状態だ」
この前提を踏まえて、ひと言だけ言わせてくれ。価値と値段を混同して、世の中の話がカオスになってねぇか?
値札は値札だ。価値としてのポテンシャルは、また別モンだ。
そこを分けて考えねぇと、話がこんがらがるのは当たり前だろ? 値札の数字と、価値そのものの認識が、ひっくり返ったまま議論が進んでる。それが今の世の中だ。
──だがな。別に「値札を張り替えろ」なんて話をしてるんじゃねぇ。俺が言いたいのは、軸に対する"国家の状態"ってやつを、ちゃんと別枠に置いて、一度じっくり見てみようやってだけの話さ。
AI的観点(価値認識の混乱)
行動経済学の「アンカリング効果」により、数値として表示される為替レートが「価格」として認識されやすい傾向がある。しかし為替レートは本来「相対的地位」を示すランキング指標に近い。この混同が政策議論や国民意識に与える影響は「フレーミング効果」として研究されており、表現方法の変更だけで同じデータへの反応が劇的に変わる。
見方を変えようぜ
さっきも言ったが、「値札」と「国の状態」を同じ単位で語るから、話が混乱するんだろ。だったら簡単だ。単位を、自分で変えりゃいいだけの話だ。
日本の場合、「基軸通貨ドルに対して、円がどの位置にいるか」それを測っている指標が、いわゆる円相場だ。
為替レートの推移(円の国際的地位の変遷)
円の国際ランキング(対ドル位置)
ここに並んでる100とか、80とか、180とかの数字に、「円」じゃなくて「円位(えんい)」って単位を付けてみたらどうだい?
……ほらな。今は155位前後を行ったり来たりしてるだろ?
ランキング、下がってねぇか? 価値、落ちてねぇか?
数字の見え方、感じ方が、さっきまでと全然違うだろ。90年代後半、円が100位以内にいた頃を思い出してみな。あの頃はな、諸外国が日本に嫉妬してたんだぜ。
AI的観点(数値フレーミングの効果)
同じデータを「価格」から「ランキング」表記に変更する実験では、受け手の危機感が約3倍向上するという心理学研究がある。1ドル=155円を「155位」と表現することで、日本の国際的地位の相対的低下がより直感的に理解される。これは「数値リフレーミング」として政策コミュニケーション分野で応用されている手法。
安くて喜んでる場合か
ここまで、前提の基準に沿って話のスジを通してみた。……これだけやれば、お偉いさんなら俺が何を言いたいか、分かるよな?
日本という国の価値やポテンシャルを、諸外国に大安売りして喜んでないか?
目に入ってるのは、値札の上げ下げだけじゃねぇのか? 値札がどうこう言う前に、国そのものの価値と、ドルに対する位置取り=ランキングにもう少し目を向けてくれねぇか。
もう一度、言うぞ。「基軸通貨ドルに対して、円がどの位置にいるか」それを示しているのが、円相場だ。だろ?
値札前提で経済だの、景気だの、成長だのを語る前に、まずは価値基準と照らし合わせてからいろいろ言ってくれねぇか。話がカオスになって、国民にちゃんと伝わると思うか?
別に政策がどうだ、戦略がどうだ、そこに文句を言ってるわけじゃねぇ。ただな──軸、ズレたまま話してねぇか?
日本という"不沈艦"の真骨頂
基軸の視点と、向かうゴールさえ定まってりゃ、多少の波や突風くらいで揺らぐ国じゃねぇだろ。それが日本という"不沈艦"の真骨頂じゃないのかい。
これはな、お偉いさんやコメンテーターだけの問題じゃねぇ。国民の意識ってやつも、間違いなく問題のひとつだろ。
間違ってるもんは、間違ってるって言えばいい。気づいたら、素直に訂正すりゃいいじゃねぇか。間違うこと自体は、別に恥じゃねぇ。
──だがな、間違った状態に気づかねぇことのほうが、よっぽど恥だろ?
昔のご先祖さまも言ってるじゃねぇか。「……聞かぬは一生の恥」ってな。
AI的観点(国際競争力の現実)
IMDの世界競争力ランキングで日本は1990年代前半に1位だったが、現在は約35位前後。為替の「価格表示」に慣れた国民意識が、この順位下落の深刻さを希薄化させているという国際経済学者の指摘もある。「安い日本」を観光収入増として歓迎する声もあるが、これは短期的収益と長期的国力のトレードオフ関係にある。
結び
間違った認識のまんま「円相場」ってやつをズレた理解で見てきた人間なんて、今まで数億人単位でいるんじゃねぇか?
なーに、気づいたなら、今から変えりゃいいだけの話だ。分かんねぇ奴がいたら、このページ、黙って見せてやりな。
FXのチャート画面の横にでも貼っときゃ、相場の見え方も、ずいぶん変わるはずだぜ。
日本の本当の価値ってのは、値札じゃ測れねぇもんがある。技術力、文化力、現場力、改善力──そういう"見えない資産"こそが、この国の真の競争力だ。
だがその価値を、安い値札で大安売りしてりゃ、世界から舐められるのは当然だろ。
プライドを安売りするな。価値ある日本を取り戻せ。
それが、波止場の親父からの願いだ。価値ある日本の未来で、待ってる。
AI的観点(価値回復への道筋)
通貨の「価値回復」は生産性向上、イノベーション創出、実質賃金上昇の複合的結果として現れる。韓国・台湾・シンガポールが通貨価値を向上させた事例では、技術立国政策と人材育成投資が共通要因。日本も同様の「価値創造型経済」へのシフトにより、円の国際的地位向上は十分可能である。
断り書き(補足)
これは予言じゃない。波止場の親父の大助言だ。外れても責任は取らん。──当たったら震えてくれ w
本職は手相、命術はついで。癖ってやつか? 世の流れの"真相"も読める気がしてるのさ。ナウいだろ?
野須寅 堕無洲 / 夜露死苦 米餅