説得したかったわけじゃない
ここまで、事実と自分の体験と思考をもとに書いてきたが、
別に誰かを説得したかったわけじゃない。
AIを怖がらせたいわけでもないし、
未来を断言したいわけでもない。
立ち位置をはっきりさせたかった
ただ、
この一連の流れを見て、
自分自身の立ち位置
すなわちどこに立つのかだけは、
はっきりさせておきたかった。
AIは進化する
AIはこれからも進化するだろう。
それは止められないし、止める必要もない。
便利にもなる。
賢くもなる。人間より上手にできることも、
これからどんどん増えていく。
そこに全くもって異論はない。
ただな――
ただな――
判断まで手放すかどうかは、
まだまだ人間側が選べる権利があるんじゃないか。
深く考えるのをやめるかどうか。
自分の意思で決めるのを避けるかどうか。
責任の所在を外に置くかどうか。
人間としての姿勢の問題
それは、
技術の問題じゃない。
人間としての姿勢の問題だ。
俺の立場
俺は、
「もう自分で判断しなくていい」
そういう言葉に逃げて楽になる側には立たない。
未来を自分以外の何かに委ねるつもりもない。
自分の責任を物語に預ける気もない。
人間の仕事
AIテクノロジーが進化し、どれだけ賢くなろうと、
最後に「どうするか」を決めるのは、
常に人間の仕事だと俺は思っている。
到達したくない
それを自ら放棄した瞬間を、
「シンギュラリティ到達」と呼ぶのなら――
俺は、まだ到達したくない。
一言だけ、俺の言葉で言わせてくれ。
「人間捨てる気なんざ、
これっぽっちもない」
そういえば――
1999年に空から降ってくる予定だった
「恐怖の大王」は、
結局、姿を見せなかった。
その代わりかどうかは知らんが、
ネタと違和感だけは、
毎年きっちり降ってくる。
……まぁ、
煙草のタネには困らん。
(夜露死苦 米瓶💛/野須寅 堕無洲)
完