1|夢物語? いつまで寝てんだ。そんなもん、とっくに世界は現実化してるぞ
「海に住む? 海洋都市?そんなのSFだろ?」
そう思ってるなら——おまえ、本気で世界の情報の欠片すら見てない。
悪いがそこは断言させてもらう。
技術はもう揃ってる。
しかも、日本より先に 他国が試運転を始めてる。
なぁ、これヤバくねぇか? これが現状だ。
● 海上都市構想(世界)
オランダ:
国土の1/3を海から奪還、浮体式住宅を量産
モルディブ:
海上の"浮遊都市"を既に建設中
デンマーク:
海上エネルギー島(人工島)を建設進行
韓国・釜山:
海上スマートシティ実証中
……気づいたか?
もう世界は"沈む前提"で動いてる。
それなのに、海と共に生きてきた日本だけが
古い陸上パラメータに縛られてる。
動かない理由どこにもねぇだろ。
2|日本の海は、"住む・作る・回す" の三拍子が揃った特級フィールドだ
親父が胸張って言えるのはこれだ。
日本は世界でも珍しい"住める海"を広範囲で持つ国だ。
世界レベルで見ても"唯一クラス"の地形だ。
理由は3つある。
■ 理由①:日本は「天然の大陸棚国家」
海岸から200km以上、"なだらかで浅い海"が続く。
これが何を意味するか?
つまり——
沿岸から海上・海底開発がバカみてぇにやりやすい地形なんだ。
おまけに深さもある。
陸上はどうしたって2Dだが、海は "縦に広い3Dフィールド" だ。
■ 理由②:EEZ世界6位の海洋国家
日本の排他的経済水域は世界6位。
つまり——
"陸の2倍以上の国土が海にある" のと同じだ。
狭いと思ってんのは "陸だけで国土を見てる思考" の方だ。
海に出てる"上の部分"しか見てねぇってことだ。
そして海底レアアースや海底資源……
宝の山が眠ってるのも事実だ。
■ 理由③:世界最先端レベルの海洋技術なら既にある
これ全部、
"日本はもう海で戦える技術国家だ" という証拠だ。
「あとは"海で使う前提"にするだけだ。技術はとっくに揃ってんだよ。」
3|これまでの3レイヤー構想は全部"技術的には実現済み"だ
宇宙船を1基作るより、よっぽど早い。
どこまで現実なのか——ひとつずつ示そうじゃねぇか。
🔵 ①:生活圏(住む場所)=もう作れる
浮体式の家
→ 日本でも実験済
海上コミュニティ
→ 世界で建設中
"動く集落"
→ 工業用途で実現済
ハイブリッド型
→ 都市計画に組み込み可能
つまり、海に"住む"は 技術的にすでにクリア。
あとは法整備・行政区・物流網の再設計だけ。
孤立じゃねぇ——陸とのハイブリッド構想だ。
肺呼吸の人類にはちょうどいいだろ?(笑)
🔵 ②:産業・物流(回す力)=むしろ陸より強い
海の物流は、時速数十kmの "揺れない高速道路" だ。
関門トンネルも青函トンネルも海の中だろ?
だったら 海洋鉄道 があってもいい。
陸が止まっても——海は止まらねぇ。
「陸がバラバラになっても、海はつながってるんだよ。」
🔵 ③:エネルギー(生存基盤)=日本こそやる国
特に黒潮は世界有数のエネルギー帯だ。
海のダムを持ってるのに使わねぇのは宝の持ち腐れ。
海底データセンターなんて作った日には、
冷却もアクセスも電力も効率化。
シリコンバレーじゃなく"シリコンワールド" だ。
4|足りないのは1つだけ——"発想のOS"だ
技術:
ある
金:
ある
地形:
ある
海:
ある
歴史:
ある
足りないのはこれだ。
"陸に住む前提を疑う発想"
未来を止めてんのは技術じゃない。
「陸でやるもんだ」という古い価値観だ。
じゃあ、いつOSを更新する?
——今だろ。
南海トラフは、そのアップデート通知みたいなもんだ。
5|実現は可能か? 親父の結論
「可能か不可能かなんざ、とっくに終わった議論だ。
もう、"やるかやらねぇか" の段階に来てる。」
技術:
揃ってる
地形:
向いてる
経済水域:
広い
文化:
海と縁深い
世界:
動き始めてる
やらねぇ理由を探す方が難しいだろ。
あとは
"日本としてどの未来を選ぶか" だけだ。
6|役割・締め
最後に、読者へ"選択の鍵"を渡す。
「『無理だ』と思うなら理由はいくらでも出る。
だが『出来る前提』で見ると、道は勝手に見えてくる。
未来ってのはそういうもんだ。」
そしてラストはこう結ぶ。
「次のページでは——
実際、どんな未来を選べるのか を整理して渡してやる。」
野須寅 堕無洲 一言メモ
「できねぇ理由なんて、探せばいくらでも出てくる。
だが『やる前提』で考えりゃ、道は自然と見えてくるもんだ。
技術は人が作る。未来も人が選ぶ。それだけの話だ。」