シンギュラリティ方程式の解 第7頁 2026‑02‑11 心理編②

心理②

権威委譲と責任回避

— 野須寅 堕無洲(のすとら・だむす)|体験も経た上での解説

心理を消化しやすく

簡単に心理って言ってもお堅い文章にさらっと解説じゃ腹落ちしねーだろ?
心理を消化しやすく俺の体験も経た上での解説だ。少しばかりボリュームあるが
一口づづ噛み締めてくれよ。

1

権威(有名人・専門家・巨大企業)への依存

人間ってのは、ラクしたい生き物だってのは言ったな。
でもな、もっと言うと、人間は「頼れるもの」が欲しいんだ。どんなに自分が賢くても、結局どこかで「これでいいのかな?」と不安になる。そういう時、誰かに頼りたくなるんだよな。
これが権威委譲ってやつだ。

有名人

専門家

巨大企業

例えば、有名人や専門家、巨大企業。
テレビで見る有名なタレントの発言、ネットでの「信頼できる専門家の意見」、大手企業の出している製品やサービス。それらに頼ることが、無意識に「正しい道を歩んでいる」感覚をくれるんだ。

「あぁ、この人が言ってるんだから間違いないだろう」ってな。

そこには、もう自分の考えなんていらないわけだ。だって、"大きいもの"に従っていれば、自分は間違わない。
これが、みんなが無意識に依存する心理のベースだ。

2

「自分が決めたわけではない」構造

でもな、こうやって頼り切ってしまうと、次にやってくるのが責任回避の心理だ。
権威に従うことで、何か問題が起きたときに自分が責任を取らずに済むと思ってるんだよ。

たとえば、選挙で誰かに投票する時、企業で新しいサービスを利用する時、あなたが選んだ選択肢が間違っていたとしても、「あの有名な人が言っていたから、私はそれに従っただけだ」と言い訳できると思っている。
これが「自分が決めたわけではない」という心理。

この心理の面白いところは、自分が選ばなかったとしても、責任を逃れるために、他人の選択肢に従っていることに、何の疑問も持たずに安心しているということだ。

要するに、「もし間違っていても、責任は自分じゃない」と思いたいだけだ。これが、"楽"だと感じる心理なんだよ。

3

断言を求める心理

で、最後に出てくるのが、断言を求める心理だ。
これ、みんな一度は経験したことがあるだろ?
「確実に答えをくれ!」って。

不安で仕方ない時、誰かがハッキリとした答えを出してくれることを心の底から求める。自分が決めなくてもいいように、断言してほしいわけだ。

「これはこうだ」「これが正しい」と。
その答えがあれば、もう安心できるんだ。
でもな、これがまたちょっと厄介なんだよ。

なぜかと言うと、断言することで、他者が責任を取らなくても済む構造が生まれるからだ。
自分が言ったことが「正しい」と言ってくれる人がいる限り、何かあってもその人に責任を転嫁できる。
断言してくれた人が間違っていた場合、その責任を取らされるのは他人だから、自分は何も言わずに済む。

だからこそ、俺自身も含め私たちは無意識に誰かに断言してもらいたがるんだよな。
その断言があれば、安心して次に進めるからだ。

結局のところ

結局のところ、人間の心理ってのは「ラクしたい」「責任を取りたくない」ってところに行き着くんだよな。
「他人に任せれば、間違っても自分のせいじゃない」とか、「断言してくれれば安心だ」とか、そういう無意識のうちに自分を守るための選択を繰り返してる。

でもな、責任逃ればかりしてると、自分で考えたことの結果がどうなっても、他人に依存することになっちまう。

次は

次は、この「ラクさ」がどうやって"安心"に化けるのか。そこを見ていこうか。