ここまで振り返ってみると
ここまで振り返ってみると、人間が「考えるのを避ける流れ」と、
「責任を外に置く構造」を説明してきた。
じゃあ、それを後押ししている一番強い力は何か。
ちょいと加速が出てきたあたりで今回はそこを見ていこうか。
利便性が判断を奪う仕組み
まずは、前提としてはっきり言っとく。
利便性そのものは悪じゃないし否定はしない。
便利になること自体は、
人類がずっと積み上げてきた成果だ。
問題はな、
便利になりすぎた時に起きる副作用だ。
便利な仕組みってのは、
「考えなくても進める」ように設計されている。
ボタン一つ。
チェック一つ。
おすすめ表示。
その全部が、
判断の手前をショートカットしてくれる。
最初は助かる。
時間も減るし、手間も減る。
でもな、
そのショートカットに慣れきると、
判断する力そのものが使われなくなる。
気づいたら、
「自分で選んだ」という感覚だけが、
静かに薄れていく。
欲望と恐怖の同時処理
ここが、少し厄介なところだ。
人間の中には、
欲望と恐怖が同時に存在している。
・もっと便利になりたい
・損したくない
・置いていかれたくない
・間違えたくない
この二つは、
常にセットで動く。
で、ここに利便性が入るとどうなるか。
「これを使えば楽になりますよ」
「これに乗れば安全ですよ」
そんな言葉が、
欲望と恐怖の両方を同時に満たす。
すると、人は考えなくなる。
考えるより、
乗っかった方が早い。
安心できる。
この時点で、
判断はすでに半分、外に出ている。
「不可避」という物語への逃避
最後に出てくるのが、
「もう仕方ないよね」という物語だ。
・時代の流れだから
・もう戻れないから
・避けられない進化だから
この言葉が出た瞬間、
人間は一気に楽になる。
なぜか。
それ以上、
選ばなくてよくなるからだ。
「不可避」と言ってしまえば、
判断も、責任も、
すべて物語の外に置ける。
それが本当かどうかは、
この段階では関係ない。
大事なのは、
そう思えることで安心してしまうという事実だ。
心理編・ここまでの到達点のまとめ
ここまで、
ハッキリ言ってAIの話はほとんどしていない。
見てきたのは、
ずっと人間側の心の動きだ。
・考えるのを避け
・判断を外に出し
・責任を置き換え
・楽で安心な物語に身を預ける
この流れがそろった時、
「到達宣言」は自然に歓迎される。
ここで一度、はっきり整理しておこう
👉 問題の中心はAIではない。
人間側の認知と判断構造にある。
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次のページからは
これまで置いてきた
「定義」と「心理」を
一つの工程を経て結論として段階的に接続していく。
佳境へ突入だぞw
ページを戻って解説を噛み締めるのも歓迎だぜ。次ページから景色が変わるしなw
構造の回収フェーズへ
さー・・・ここからは今までの「定義」そして「心理」をふまえた
構造の回収フェーズだ。