前記事にて、鉄道や飛行機や工場の話をした。
身に覚えがあるとか、見たことある人も大勢いると思うぜ。
どの現場にも共通してたものがある。
👉 「確認」だ。
そしてもう一つ。
現場の人間ほど、軽々しく言わねぇ言葉がある。
👉 それが、「絶対大丈夫」(要は完璧系のワード)だ。
今回はその話をじっくりしようじゃないか。
誤解しないでくれよ(笑)
何度も言うが、俺は悲観論者じゃねぇ。
どちらかと言えば、
👉 「夢にワクワクする現場主義者」だ。
もちろん夢も好きだ。
挑戦もチャレンジ精神も好きだ。
前向きな話も好きだ。
転んでも起き上がる不屈の精神はもっと好きだ。
だがな。
長く生きてると、どうにも脳内の片隅にこびりついて、引っ掛かる言葉がある。
「絶対大丈夫です」
「問題ありません」
「心配いりません」
「完璧です」
「間違いありません」
系の言葉だ。
👉 正直言う。俺はあまりというか、ほとんど信用してねぇ(笑)
なぜか。
👉 世の中を見渡しても、本当に責任を負う立場の人間ほど、そんな事を軽々しく言わねぇからだ。
例えば保険。例えば投資。例えば金融。
25年以上昔、そっち側の世界を少しだけだが経験した事がある。
営業側の気持ちも分かる。そりゃ営業してたからな(笑)
そりゃな。リスクの話なんて短い方が楽だ。
むしろやったら期待熱が冷めるしな(笑)
デメリットより、メリットを語った方が売りやすい。
夢を語った方が盛り上がる。
数字を見せた方が喜ばれる。
当たり前だ。
👉 だがな。本当に責任ある業界ほど、リスク説明を絶対に避けられねぇ。
重要事項説明。免責事項。対象外条件。注意事項。確認事項。
聞いてる側からしたら、正直面倒臭ぇだろうよ(笑)
だが、きちんと理由がある。
👉 結局後で揉めるのは、説明しなかった案件だからだ。
だからきちんと事前説明する。
だから相互確認する。
だからしっかり記録を残す。
金融庁に怒られるから?
違う。それもあるけど違う(笑)
👉 もっと根本だ。人間は勘違いするからだ。
人間は都合よく解釈するからだ。人間は忘れるからだ。
言った言わないの感情ベースの、血みどろ水掛け論の応酬合戦になった果てに、
平和的な落としどころや解決ポイントがあるのか?
👉 だから残すんじゃないのか。だから説明するんだろ。
これ、前回の鉄道や飛行機と根本同じなんだよな。
指差し確認。呼称確認。非常口説明。重要事項説明。
👉 全部同じ。形が違うだけだ。やってる事は「もしも」の確認なんだ。
そしてな。
俺が最近滅多クソ気になるのは、
👉 大きな夢を語る人ほど、リスクを極端に語りたがらなくなってる事だ。
課題を聞くな。
不安を煽るな。
否定するな。
まっすぐ信じろ。応援しろ。
そんな空気になる。
👉 「もしも」はどこに行ったんだろうな(笑)
だが俺は思う。むしろ逆じゃねぇか?
👉 本当に信じて欲しいなら、本当に相手のためならば、
万が一を織り込んだうえで、課題を話せよ。
👉 本当に応援して欲しいなら、リスクを話せよ。
👉 本当に投資して欲しいなら、最悪のケースも話せよ。
その方が信用出来る。
「今現状は分かりません」でもいい。
「現在未解決です」でもいい。
「ここは今後の課題です」でもいい。
👉 その方が真剣に現実を見てる。その方が人間らしい。
逆にな。
完璧です。
問題ありません。
絶対大丈夫です。
👉 この三点セットを見ると、俺は逆に不安になる(笑)
世の中そんなに都合よく単純じゃねぇからな。
事故も起きる。
失敗もある。
想定外もある。
問題はそこじゃない。
👉 問題は、その時どうするつもりなのか。
👉 完璧と真逆の出来事が起きたらどうするのか。
👉 そこまで考えた上での言葉なのか。
俺はそこが気になるんだよ。そこなんだ。
だから俺は保証なんか求めちゃいねぇ。
未来なんて誰にも分からねぇ。
👉 求めてるのは、見解だ。覚悟だ。そして説明責任だ。
次回は、今回の話の核心に入ろう。